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 ワルシャワの秋
授業後、図書館で読書…のはずが、読んでいた本が書架に見つからない。
誰か借りやがった。(←ばか)


しょうがないので、初めて付属図書館の三階に上がる。
メディア・コモンへ。
クラシック中心に4800余枚ものCDがあって壮観。作曲者・演奏者はポピュラーなものが中心だが、現代音楽はなかなかの品揃い。(とはいえ大枚はたいて買ったのが普通においてあるのには複雑な気分…)もっと早く来ればよかった。全面ガラス張りになっている東側の壁に向かう試聴スペースで、学内の風景を眺めつつつまみ食い鑑賞。
以下、特に印象に残ったもの。

・エミール・ギレリス(Pf)『ベートーヴェン/ハンマークラヴィーア』(Melodiya)
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』といえば、『ディアベリ変奏曲』とともに彼の器楽曲中最も規模が大きいものの一つで、恥ずかしながら『ディアベリ』はまだその良さがよくわからないのだが、『ハンマークラヴィーア』はどの楽章も素晴らしくてピアノ・ソナタ第32番と並んで彼の作品の中ではお気に入り。ギレリスの演奏はテンポ指定からははるかに遅いものの(作曲者による殺人的なテンポ指定でも有名なのである)、重厚かつ歌心もあって皮肉でもなんでもなく「巨匠」的な演奏だった。第4楽章の長大なフーガが特に好きで、この演奏も構造がはっきりしていて大変よかったのだが、いつか高速かつ明晰な演奏が聴いてみたいところ。(最近良いと思ったのは中国のMei-Ting Sunというピアニストによるライブ録音で、11分を切る快演だったのだが、HPで公開していたのが、今は見られなくなってしまった orz)

・アナトリー・ヴェデルニコフ(Pf)『20世紀ロシアのピアノ音楽』
大好きなショスタコーヴィッチ『ピアノ・ソナタ第1番』とリゲティの練習曲第1巻から第4番『ファンファーレ』・第5番『虹』・第6番『ワルシャワの秋』が入っていたので聴いてみる。ショスタコーヴィッチはダイナミックレンジが広くて不協和音が高らかに響くのは好みだが、上原彩子のチャイコフスキー・コンクールでの完璧にコントロールされた名演を聴き慣れた耳にはちょっと荒すぎる。リゲティはエマールのSONY録音のような浮遊感のあるものではなく、ゆっくりしたところはロマン派のような表情付け。『ワルシャワの秋』ラストの最低音へ雪崩れ落ちていく箇所での大爆発を期待していたのだけど、苦しそう。まあ最晩年のライヴ録音ということで、多少の粗には目をつぶらなくては駄目なのかな。

・ピエール=ロラン・エマール(Pf)ほか『ドナトーニ、リゲティ作品集』(ERATO)
リゲティの練習曲を第1巻のみ収録。SONYでの録音よりかなり遡るはずだが、若い!! 残響がないのでSONY盤のような浮遊感はないのが気にならない位の熱演。練習曲中でも特に大好きな第1番『無秩序』もはじけるようなテンポで始まり、どんどん複雑になっていくにつれ多少テンポが下がるのが残念だが、ウーレンのような小崩壊もなく弾ききっている。『ワルシャワの秋』ラストも大満足。
(ちなみに『無秩序』のSONY録音は↓の「Gyorgy Ligeti, Desordre」で聴ける。
ttp://cnx.rice.edu/content/m11631/latest/)


帰宅後、K島嬢と会合(H木嬢は病欠)。
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(2005/11/28(月) 23:59)

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贅沢な1枚。演奏、質、録音、選曲も良くて大変満足な1枚だと思います。個人的に気に入ったのは木枯らしと、ポロネーズ2曲は素晴らしい演奏だと思います。やっぱりショパンはアシュケナージが一番安心して聴けます。技術、安定感、温かみがあり、特に曲を聴いて温もりを感じ
器楽曲がいっぱい | 2007/09/28(金) 22:21

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