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電気料金、ネット関係料金などがボディーブローのように効いてくる下宿生活。
たまりにたまったのを払いに行ったらこんなことに。

もちろんお釣りに諭吉は現れず。18万あったらねぇ…

名古屋帰りのK島嬢からおみやげ。
蒲郡温室みかんキティ
ほんと、サンリオは何を考えているのか。
個人的にはこのいたたまれなさが大変ツボなのだけれど、こういうのを素面で買われる方はどういう心持ちなのであろうか。ネタで買ってるんだよ、ね?

マックス・オフュルス『忘れじの面影』

初めての500円DVD。字幕に違和感を感じること数回。映画タウン店長に聞いたところ、こういうシリーズには多いとのこと。恋人同士の睦言で、honeyをハチミツと訳してるのもあるらしい。観てたらずっこけるわな。本編を食う字幕、ちょっと観てみたい。
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(2006/02/27(月) 23:59)

 TICP
雨にかまけて一日呆ける。

第1回高松国際ピアノコンクール予備審査通過者が発表されていた
香川になんか世界のコンテスタントが来てくれるのだろうかと、浜松や国際音コンに比べると見劣りのする概要を見ながら期待半分不安半分で見守っていたのだが、予想以上の応募者があったようで(当初の予定の50人を大きく上回る68人が通過している)、ほっとした。
で、通過者の面々だが、フョードル・アミーロフが参加していたのが驚きだった。ショパン・コンクールでも入賞を果たした大物?コンテスタントで、優勝候補の最右翼ではないだろうか。イスラエルのGewirtzman Tomerは若干15歳というのが目を引く。あとは、ロシアの、Gulyak Sofya嬢が、何と言うわけでもないが、気になる。
1次・2次予選は残念ながら観に行けないが、3次以降は逃さないようにしなくては。
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(2006/02/26(日) 23:59)

 大大阪を偲んで
中ノ島から南へ南へ。


大阪市立東洋陶磁美術館

掛け値なしに世界最高レベルのコレクションに出会える美術館。特別展があっても常設展示のレベルに遠く及ばないので、ふと思い出した機会、年に一度くらいのペースで訪れているが(そうして『小山冨士夫の眼と手』を見逃すという痛恨事を犯してしまったのだが…)、その度に「俺はこの一年何を観て来たんだ… orz」と打ちのめされて帰ることが恒例になっている。
今回も打ちのめされて、ため息つきつき観賞。
ここには微妙に調整された自然光で名品を観られる展示室があって(上写真)、いつもは国宝の『油滴天目』『飛青磁花生』『汝窯 水仙盆』『官窯 青磁八角瓶』『龍泉窯 鳳凰耳花生』が並んで壮観なのだけれど(と言っても興味のわかない人のために下世話な話をすると、この五品だけでウン十億)、今回はこのうち水仙盆と八角瓶は「美術商の100年」展に、あと飛青磁もどこかに出品されているようだったので、空いたスペースに何が来ているかを楽しみにしていた。代わりに展示されていたのは『木葉天目』と、哥窯の管耳の付いた花生、あと『馬蝗絆』さながらにかすがいが打たれた龍泉窯の青磁花生。木の葉天目はあえてこの展示室に置く必要性を感じなかったが、初対面のはずの後者二つは宋磁かくあるべしという気品があって素晴らしかった。・・・とはいえこの美術館にはさらに悶絶する名品がごろごろしているわけで。
一品ずつ感動を述べ始めると止まらないわけで。
MIHO MUSEUMとともに強く訪問をオススメいたします。


南下して大阪綿業会館(1931年竣工)へ。

大阪城天守閣の再建に47万円かかった時代に150万円の巨費を投じて建てられた、村野藤吾の師、渡辺節の代表作(村野自身も製図主任として噛んでいる)。日本綿業倶楽部の会館なのだが、有難いことに毎月第4土曜日に見学会を開いているので参加してきた。かなり行き届いた解説を案内の方にしてもらいながら、一時間ほど得難い時を過ごした。

イタリアルネッサンス調の玄関ホール。
みなさーん、ここ大阪ですよー。

イギリスジャコビアン様式の談話室。
京都泉涌寺の窯場で焼かれたタイルタペストリーが眼に鮮やか。

VIP用の特別室(クィーン・アン様式)天井と、会議室(アンピール・スタイル)。開館当時からあるという一枚ものの緞通絨毯とか、木材と思わせて木目調の石つこうてますとか、別世界。

地階グリル。
森五商店ビルや旧千代田生命本社でも印象的だった美しいモザイクは、さすが村野藤吾。

グリルから一階への階段。見事な曲線美は、さすが村野藤吾…と思っていたら、後年の増設ゆえに村野が関与しているかは不明らしい。
絢爛豪華な見た目の裏で、空調や防火の面でも当時最先端の設備工夫がされているとのこと。先日感動した御堂筋線を始め、朝日ビル・住友ビルディング・淀屋橋・大阪ガスビル・大丸心斎橋店といった大阪にある近代建築の重要作はこの時期に集中しているし、1930年代初頭の「大大阪」とは相当魅力的な時代だったようだ。往時の大阪の活力に圧倒されっぱなしだった。


南下。180度変わって、取り壊し直前の廃墟へ。


大阪市営下寺町アパート、通称「軍艦アパート」。

綿業会館と同じ1931年に、鉄筋コンクリートや水洗トイレ、ダストシュートまで設けられた、当時最先端の集合住宅。南日東、北日東にも存在して、屋上に突き出たダクトから炊煙が昇る様から「軍艦アパート」として呼ばれていたものの、老朽化から取り壊しが進み、最後に残ったここ下寺住宅も来月から解体が始まるらしい。
なんか同潤会アパートを彷彿とさせる経緯だが、これが大阪の凄さなのか、住人の度重なる増築により、モダニズムを謳われた当初の姿はどこへやら。
予想外に多くの人々がカメラ片手にさまよっている中(カメラクルーや、PVらしきものを撮影している一行もいた)、当方もつられてパシャパシャ。


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(2006/02/25(土) 23:59)

 京都魔界案内
自転車で古巣の太秦をうろうろ。
このあたりには神社仏閣の京都というイメージを裏切る裏名所が多い。

「蚕ノ社」こと木島神社。
三柱鳥居
湧き水は枯れてしまっているが、(下鴨神社「糺の森」の前身であるらしい)元糺の森が鬱蒼と茂る中に立つ三柱鳥居は、衝撃的。アタナシウス派キリスト教の影響だという説もあるが、ほんまかいな。御苑厳島神社の唐破風鳥居、北野天満宮伴氏社の鳥居とで京都三鳥居とのこと。

天塚古墳
石室
工場と住宅街の狭間にひっそりとある古墳。秦氏の祭壇とも伝えられ、石室は稲荷神社になっていて入ることができるが、かなり怖かった。写っているはずのないものがあっても、そっとしておいて欲しい。もう一つ石室があるはずだけど見付けられず。

蛇塚古墳

こちらは住宅街の中に堂々と鎮座していた。古墳の盛土は無くなり石組が露出しているのが、圧倒的な存在感。蘇我馬子の墓といわれる石舞台古墳よりも大きい玄室があり、フェンスを乗り越えたい欲望に駆られたが、周囲をぐるりと住宅に囲まれているので断念。

秦氏の氏寺、広隆寺へ。
かつて映画村のすぐ北に下宿していた時から、何度も弥勒菩薩像と対面してきたが、この像には何のためらいもなく「神品」との賛を送りたくなる(仏像に「神」品というのも変な話だが)。肉を全く感じさせない体つき、弥勒自体の禁欲的な表現とは対照的な美しい衣の表現、そしてあの微笑…目を離した瞬間に面影が消えそうで、出口に差し掛かってはまた戻って…というのを繰り返した。不審者だったに違いない。

大酒神社

名前も名前だが、祭神が始皇帝。神仏分離までは広隆寺内にあって、広隆寺の牛祭りといえばミトラ神を祀っているのではないかとも言われる京都三大奇祭の一つだが、もとはここのもの。

双ケ丘古墳群
北から一ノ丘、二ノ丘、三ノ丘と丘が並んでいるこの小山には、全体に墳丘が散在している。ということで南の三ノ丘から一ノ丘へ登山。サバゲーの戦場になっているらしく、BB弾が散乱していた。確かに見通しの良い松林かと思うと、いきなりシダの群生になったり、岩石がごろごろしていたりと、表情豊かで魅力的なのかもしれない。
散歩中の犬に襲われたりもしつつ一ノ丘登頂。
仁和寺を望む
で、一ノ丘山頂が一号墳。
一号墳
石室は発掘調査後に崩落防止で埋め戻されているが、露出している羨道の天井石の大きさからもかなりの規模と推察される。

魔界とまではいかなかったかもしれないが、京都のディープさを再確認。


NHKで『柳生十兵衛七番勝負』の再放送が始まった。
先日述べた通り、久世浩の指導した殺陣がカッコ良過ぎるので、是非とも観られたし。
「柳生十兵衛七番勝負 島原の乱」の撮影も開始されたとのこと。非常に楽しみ。
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(2006/02/24(金) 23:59)

 “ペギー”と彼女は言う
『映画史 4A・4B』を観終えていないのを思い出す。
蛮行を受けた折田大仏が痛々しい総人図書館へ。

ジャン=リュック・ゴダール『映画史 4A・4B』

ようやく『映画史』を観通すことができた。映像と音声の大伽藍としても圧倒的だったが、この作品なしでは『狩人の夜』での月夜の舟旅や『無防備都市』でのマリーナの奈落に落ちる表情などに出会えなかったと思うと、水先案内人としても有難い作品だ。これから引用の脚注付きで観ていこうと思う。ちなみに今回も性交結合部が大写しになる箇所があって、メディアコモンの大モニターでAV流してた救いようのないゲスのこともあるので少し焦った^^;

メディアコモンに移動して読書と映画。

エルンスト・ルビッチ『メリィ・ウィドウ』

とある小国。富の半分を握る未亡人がパリへ旅立った。このまま結婚でもして財産を引き上げられたら、国は滅びてしまう。国王はこの存亡の危機に一人の男をパリへ送り込んだ。使命は、未亡人を篭絡し結婚すること。しかし二人は互いの素性を知る前に出会ってしまって…
あほくさ。でもそんな話を無類に粋な作品にしてしまうのがルビッチ・タッチ。


京博の次期特別展『大絵巻展』の予告が発表された。
詳しい出品リストはまだないが、国宝だと『源氏物語絵巻』の「蓬生」「宿木」「東屋」、『紫式部日記絵巻』の五島本第一段、『鳥獣人物戯画』甲・乙巻、『病草紙』、『信貴山縁起』、『一遍聖絵』、『法然上人絵伝』の出品はほぼ確実のようだ。
まぁ贅沢な願望を言えば、『伴大納言絵巻』があれば日本四大絵巻(『源氏物語絵巻』『信貴山縁起』『鳥獣戯画』『伴大納言絵巻』)が揃うのになぁとか、『源氏物語絵巻』は平成復元模写も一緒に展示して欲しいなぁとかあるけど、ともかく京博グッジョブ!!
会期は大きく三つに分かれて巻き替えが行われるようなので、通わないかんでしょうなぁ。
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(2006/02/23(木) 23:59)

 Could you make a torpedo ?
ジョン・ヒューストン『アフリカの女王』

ドイツの軍艦を撃沈すべくアフリカ奥地をオンボロ汽船で行くという荒唐無稽なストーリーと、粗野な男と堅物女とのラブロマンスという絶妙な組み合わせで見せる見せる。密林との奮闘はヘルツォークのキチキチな作品を観た後だと何とも牧歌的だが、そんなことをいうのは野暮だろう。「アフリカの女王」の最期も美しい。こんなに非生物が愛しく思えるのは『赤い風船』以来。


F谷さん宅にて呑み会。
毎回ひと波乱無しには終わらない呪われた呑み会。今回はテンションが比較的高かったにも関わらず、一人の死傷者も出なかった。自己申告によれば前回あごを骨折したらしいとへには、何か知らないが神様が降りてきていた。いや、憑いていたのか。余人には計り知れない高みへ上がったまま帰ってこなかった。
滑舌が退化し、マクドで「持って帰るまる」と噛んでしまった当方としては、こういう語らいは大変貴重で有難いものです。是非次は桜の下でやりましょう。
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(2006/02/22(水) 23:59)

 テラテラテラ
自転車で京博の常設展へ。
京近美の友の会会員証で団体料金になった。
130円から70円になっただけだが、少し嬉しい。

先週、東博常設展示に翻弄された身としては、同じ国立博物館とはいえ、東博の本館はおろか東洋館にも劣りそうな規模なのが寂しいが、とりあえず目当ての秋冬山水図のもとへ。
冬景山水図 金地院蔵
久遠寺蔵の夏景と、今は失われた春景との四幅対で足利義満に旧蔵されていた山水画の名品。以前三幅一緒に観たときは、夏景の嵐吹きすさぶ苛烈な表現に目を奪われてしまったが、秋冬二幅だけだと「馬の一角」と呼ばれる余白部に気品が感じられてこれはこれで素晴らしい。分蔵は正解ですな。

その他伊藤若冲の双鶴図、曾我蕭白の寒山拾徳図、建仁寺蔵の海北友松の雲龍図の大作がなかなか。工芸スペースでは高台寺蒔絵だったが、物足りない。

じゃあ、本場(?)の高台寺に行こう。

ということで寺社巡りモードに。

ちょうど修学旅行生の姿が見えなかったので、三十三間堂から。
内部は撮影禁止
恥ずかしながら初めての参拝だったが、古色ゆかしい本堂と純白の障子のコントラスト、これが延々と続くのにまず息を呑む。そして内陣、無限に続くような内部空間にくらくらきた。立体曼荼羅の東寺金堂も濃厚だったけど、それにも劣らないくらい。二十八部衆や天井に残る彩色から創建当時に思いを馳せるとさらにくらくら。それにしても千手観音を千体並べようっていうラディカルさには頭が下がります。

一路北上、高台寺へ。いい噂を聞かないので敬遠してきた名刹だが意を決して参拝。

伝小堀遠州作庭ということで期待していたのだが、泥土は露出しているわ、所構わず照明器具が配置されているわ、配線が無神経に伸び放題と、興ざめなことこの上ない。開山堂前の枯山水に至ってはご丁寧に足跡付きだった。昼来てはいけないのだろうね。
とりあえず、庭に置かれた秀吉遺愛の観月台、リズムのある臥龍廊、そして蒔絵で埋め尽くされた(流石に梨子地の絢爛豪華なものではなかったが)霊屋は良かった。伏見城から移築したという傘亭、時雨亭の二つの茶室も個性的でなかなか印象深かった。
傘亭
桃山好きには部分的に感じ入るところのある寺だった。

塔頭の圓徳院へ。
時代を感じさせる石組と能天気な白砂がミスマッチ気味な方丈前庭、悪趣味に新調された障壁画を見ている内に、気分が曇ってきたが、北庭の素晴らしさが消し飛ばしてくれた。

枯滝石組や三尊石といった要素が見られるには見られるけれども、築山に深く埋もれているせいか、石の一個一個の存在感が強く感じられる。地面にめり込みそうな橋石を始め、どれも巨石ばかり。桃山らしい豪放磊落な良い庭でした。

京都巡りもよろしいな。
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(2006/02/21(火) 23:59)

 EgorovのSchubert
一日呆けて過ごすつもりのところに音盤一枚自天翔臨。

Youri Egorov(Pf)/『LEGACY1』
旧盤ジャケット
例によってkyushima氏のページでシューベルト『ピアノソナタ第19番』が誉められていたのを見て、ずっと探していたのがようやく到着。kyushima氏が一番に挙げていたポール・ルイスの演奏には多少欠けていた音の充実があって、とても満足。抑揚の付け方も全くもって自然で、先日聴いたピエトロ・デ・マリアの『さすらい人幻想曲』に引き続き、シューベルトって良いねぇ、としみじみ思わせる名演。併録の『楽興の時』も緊張感が漂っていて、これを生で聴けた人がうらやましい。カペルとかリパッティとか、夭折で伝説になったピアニストというのは今の耳で聴くとどうにも物足りず、別に早死にしてくれたんでいいや、などと不謹慎にも思ってしまうのだが、このピアニストは惜しむ気になる。まだ多くを聴いたわけではないけれど、エコノムやテレンス・ジャッド、そして再起を果たせぬまま亡くなったスルタノフ(市販音源は微妙なものが多いが)と並べてもいいのかもしれない。
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(2006/02/20(月) 23:59)

 TO BE OR NOT TO BE
引き続き、京都造形芸術大学で開催中の『極楽特集 ルビッチュ/ルビッチ・タッチ!』へ。

エルンスト・ルビッチ『生きるべきか死ぬべきか』

チャップリン『独裁者』、ラング『死刑執行人もまた死す』のような反ナチ映画の傑作とされるものが、額に青筋立て口角泡飛ばしている中、同時代にあって軽妙洒脱に反ナチを扱ったコメディ(!)。「お金払って来てくれはったお客さんには楽しんで帰ってもらいますよ」とでも言いたげな立ち位置が個人的には大変ツボ。キートンやチャップリンのようにしぐさや仕掛けに目をみはるものがあるわけでもなく、ヒッチコックのように映像の魔術があるわけでもなく、極論してしまえば男女の諸相をワルシャワ脱出とからめて描いているだけなのに、滅茶苦茶面白い。それでいてシャイロックの台詞でナチを批判するところなど、『独裁者』ラストの長広舌よりも心を打たれる。まさに今回の上映会の題にもなっている「ルビッチ・タッチ」の真骨頂を目の当たりにした感があって「観てない人は人生損してますよ」といらぬ節介したくなる大傑作でした。

エルンスト・ルビッチュ『牡蠣の王女』

中身を云々するのが馬鹿らしいほどのナンセンス映画(ほめてる)。いきなり大豪邸中が踊り始めたり、令嬢たちがボクシングを始めたり、映画タウン店長曰く「ドイツ時代のルビッチはやりたい放題やってるらしいですわ」というのを確認いたしました。

エルンスト・ルビッチ『モンテ・カルロ』

トーキー草創期のミュージカル。冒頭、豪雨の中教会へ向かうところなど、サイレントを思わせる表現があったりして面白い。主人公も妙に気持ち悪い笑い声の持ち主なのはトーキー映画として計算済みの配役なのだろうか。『牡蠣の王女』『生活の設計』でもそうだったが、ふぬけた寝取られ(?)亭主を出させると上手い。

コメディの名作たちを他の客と笑いながら観るてぇのはたまりませんなぁ。
なかなか得難い経験でした。
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(2006/02/19(日) 23:59)

 潔癖で毎食ちゃんととる生活
6時前に京都着。
東京でのことはおいおい書いていこうかと。


昼から京都造形芸術大学で開催中の“ジャーマンシネマ・シンドローム”へ。今回の上映は『極楽特集 ルビッチュ/ルビッチ・タッチ!』なので、楽しみにしておりました。

エルンスト・ルビッチュ『寵姫ズムルン』

スルタンの後宮が舞台ということもあって、これでもかとアラビア趣味な衣装・セットも見ものだが、『結婚哲学』と同様に複数の男女間の多様な局面を笑いも交えつつ上手くまとめていく手際に舌を巻く。監督自身も恋するせむし役で登場するのだけど、かなりの芸達者なのには驚いた。女役者の皆さんの腋の繁茂ぶりに少しひいてしまったのは秘密。


来る度にどんどん濃くなっている気がするガケ書房で休憩。
SRLのDVDプレミアムBOXやら会田誠『ミュータント花子』やら高松伸のドローイング集に指をくわえる。高松伸の80年代初めの作品(織陣Iのファサードとか)を見ていると、この人は白井晟一になりたかったのかなぁ、という印象を受ける。『修学院の家』はそうとう面白そうだけど、まだあるんだろうか。


休憩終わり。
アン・ブーリンが主人公の『デセプション』は予想と違いシリアスめの作品で、食後の満腹感と昨日までの疲れに耐えられず… orz

エルンスト・ルビッチ『生活の設計』

売れない劇作家・画家とエキセントリックな「芸術の母」との三角関係。トーキーの作品は初めてだったけれど、会話のテンポも冴えも見事で、三等列車で出会う冒頭から「いーぐるぱわーいーぐるぱわー」なラストまで笑いっぱなしでした。


いよいよ明日は世紀の傑作と名高い『生きるべきか死ぬべきか』の上映なわけで。
もうどきどきです。
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(2006/02/18(土) 23:59)

 泣いている
2月17日

アテネ・フランセ/吉阪隆正+U研究室 1960〜1980年


聖橋/山田守 1929年


御茶ノ水スクエア/磯崎新 1987年


三信ビルディング/松井貴太郎+横河工務所 1929年



DOCOMOMO No.044 日本相互銀行本店/前川國男 1952年


DOCOMOMO No.026 森五商店東京支店/村野藤吾 1931年



日本橋


Gallery A4『TAKEHIKO NAGAKURA 未構築』展へ。

東京都現代美術館『No Border - 「日本画」から/「日本画」へ』展へ。

国会図書館へ。

九段下


ソニービル


ルイ・ヴィトン銀座並木通り店/青木淳


三愛ドリームセンター

ここでデジカメが完全に沈黙。
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(2006/02/17(金) 23:59)

 背中の銀杏が
2月16日 雨('A`)

DOCOMOMO No.059 国立西洋美術館/ル・コルビュジエ 1959年


東京国立博物館『書の至宝』展へ。

東京国立博物館東洋館/谷口吉郎 1968年



平治物語絵巻 六波羅行幸巻

DOCOMOMO No.067 東京文化会館/前川國男 1961年



DOCOMOMO No.001 同潤会三ノ輪アパートメントハウス/同潤会 1929年

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(2006/02/17(金) 23:59)

 おっかさん
2月15日

DOCOMOMO No.054 スカイハウス/菊竹清訓 1958年



DOCOMOMO No.079 東京カテドラル聖マリア大聖堂/丹下健三 1964年




DOCOMOMO No.022 自由学園明日館/フランク・ロイド・ライト 1921年





自由学園講堂/遠藤新


江古田水道タンク


第3スカイビル/渡辺洋治 1970年


DOCOMOMO No.034 四谷第五小学校/東京市建築課 1934年




DOCOMOMO No.091 新宿駅西口広場/坂倉準三 1967年


舞都和亜/梵寿綱 1992年


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(2006/02/17(金) 23:59)

 とめてくれるな
というわけで東京滞在を振り返る。
非常に濃い四日間だったので、今は写真だけ。
後はゆっくり書き足していこうかと。


2月14日

DOCOMOMO No.001 同潤会上野下アパートメントハウス/同潤会 1928年




善照寺本堂/白井晟一 1958年



親和銀行銀座支店/白井晟一 1963年


DOCOMOMO No.075 三愛ドリームセンター/日建設計(林昌二) 1963年


DOCOMOMO No.085 ソニービル/芦原義信 1966年


静岡新聞静岡放送東京支社/丹下健三 1967年


中銀カプセルタワー/黒川紀章 1972年


DOCOMOMO No.035 東京市中央卸売築地市場/東京市 1934年



東京美術倶楽部『美術商の100年』展へ。

クウェート大使館/丹下健三 1970年


NOAビルディング/白井晟一 1974年




DOCOMOMO No.038 原邸/渡辺仁 1938年




聖アンセルム目黒教会/アントニン・レーモンド 1956年


DOCOMOMO No.006 土浦亀城自邸/土浦亀城 1935年


旧千代田生命本社ビル/村野藤吾 1966年




DOCOMOMO No.099 代官山ヒルサイドテラス第1期/槇文彦 1969年



青山製図専門学校一号館/渡辺誠 1990年


松濤美術館/白井晟一 1980年



DOCOMOMO No.018 国立屋内総合競技場/丹下健三 1964年



DOCOMOMO No.086 塔の家/東孝光 1966年






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(2006/02/17(金) 23:59)

 南千住の安宿から 三日目
20060216181512
丹下健三 東京カテドラル聖マリア大聖堂


昨日は電動自転車で建築巡り。
今日は一日かけて東京国立博物館をうろうろしてました。

残すところ後一日。前もって立ててた予定は右膝とともに崩壊してるのだけど、どうしましょ。
なんだかんだで、行きたいところを上手く回れるよう練り直すのが楽しいですけどね。


デジカメの電池が切れかけなのが非常にヤバいな…
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(2006/02/16(木) 18:15)

 南千住の安宿から
20060215053006
知っている人もいるとは思いますが、昨日から東京におります。

当初、『書の至宝』『美術商の百年』という二つの展覧会は何としても観に行かなくては、と計画し始めたのですが、それならついでに建築巡りもしようということで、いつのまにか三泊四日になっていました。

13日に夜行バスで京都を出発。六時過ぎに東京駅着。そのまま文京区のレンタサイクルに行き、一日かけて
春日→浅草→銀座→築地→新橋→三田→品川→白金→目黒→代官山→渋谷→原宿→青山→春日
と回りました。

にしても東京、坂多過ぎ。
昨日一日の蛮勇サイクリングの代償に、右脚の膝の裏から腰にかけて痛みが走る状態です。

それと道ややこし過ぎ。
たてたてよこよこが刷り込まれた京都住民には、地図があってもしんどかったです。汐留ではどうやったら道路の反対側にいけるのか泣きそうに。

今日からは多少ゆるい日程なので、ちょこちょこ携帯からアップするかもしれません。
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(2006/02/15(水) 05:30)

 悪魔のようになるべからず
試験終わりました。

運動不足&昼夜逆転の日々を改めなければ…

フリッツ・ラング『メトロポリス』


アンリ=ジョルジュ・クルーゾー『悪魔のような女』

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(2006/02/13(月) 20:27)

 疾走する馬は、四つ脚ではない
起床してテレビをつけると、いきなりボッチョーニ『疾走する筋肉の渦巻き状の拡がり』がうろうろしていて、一気に目が覚めた。

トリノ五輪の開会式だった。

あたかも榴霰弾の上を疾走するかのごとき怒号する自動車は
サモトラケのニケよりも美しい

で知られる未来派は、その過激なイベントプロデュース能力やテクノロジー礼賛がファシズムに加担したとも言われ、日本ではあまり取り上げられない芸術運動だが、文学・絵画から音楽までを包含する、20世紀でもかなり面白い運動だったのではないかと個人的には思っている。

その未来派の中でも一番好きなのが、ウンベルト・ボッチョーニ。
彫刻家、画家として活躍し、若干34歳で戦地での落馬による未来派らしい最期というのにも惹かれるが、残した作品が傑作揃い。

未来派の絵画においては平面において運動を表現することが重視されたのだが、
例:ジャコモ・バッラ『鎖につながれた犬のダイナミズム』

これがボッチョーニの手にかかると

半端なキュビズムを寄せつけないこの力強さ、若々しさ。キュビズム期のシャガールもかくやという鮮やかさ。彼による肖像画や静物画も、負けず劣らずの迫力で、本当に素晴らしい。

で、話は戻ってこの彫刻。これも運動のダイナミズムを感じさせる大傑作。21世紀の一大イベントの中にあっても、全く古さを感じさせないのには感動した。1913年の作品なのに。
かの地ではユーロ硬貨のモチーフに用いられるほど親しまれているというのを知って、硬貨だけでも欲しくなったと。
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(2006/02/11(土) 23:59)

 ドイツ写真の現在
お日様が出て寝る生活を改めるため、一日30時間で過ごすことに。
眠い目をこすり、京都近代美術館で開催中の『ドイツ写真の現在』展へ。
『痕跡』展とかがそうだったが、終了後に行っときゃよかったと後悔することが多いので、今年は全部の企画展に行こうと思う。というわけで友の会会員に登録した。年会費3000円で、国際美術館も含めた各企画展が初回限り無料(二回目以降は団体料金)、常設展は行き放題というのはなかなかオトクだと思う。

写真に関してもドの付く素人で、中平卓馬の文章やメープルソープはカッコイイ!といった程度なのだが、それなりに楽しめたと思う。
産業建築を「無名の彫刻」として、その写真を標本のように分類・編集していったベッヒャー夫妻の諸作品は、同じ用途の建造物でも造形が千差万別で飽きさせなかった。
特筆すべきは、デジタル処理を用いているらしいロレッタ・ルックス。写真というよりも、完全に不純物を取り除いた絵画作品のようで素晴らしかった。

ロレッタ・ルックス『ポーリン』


この世界の歴史とかアポリアなんてさっぱりなので、パンフの解題見ないと分からないようなヤツも多数あった。オサレな方々ばかりなのも気圧される感じだった。
でも、これからもくじけずにかよおおとおもいました まる
てな感じですわ。

常設展の方は岡本神草や甲斐庄楠音のデロリ系日本画が並んでいて、まぁそれなりに面白い。岡本神草『拳を打てる三人の舞妓の習作』は、切り取られていた部分が見つかったということで、少し話題にはなっていたのだが、まぁそれなりに。
陶芸作品は展示替えで北大路魯山人の作品が多数出ていたのが予想外の眼福。


京都市美術館『花鳥風月の変貌』展をハシゴ。
ホームラン級こそ少ないものの、やはりレベルが高い。上村松篁の『魚二題』のうち、水中で朽ちつつある蓮の葉の上にカラフルな出目金たちを配した一幅は、この画家のものとしてはかなり気に入った。
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(2006/02/10(金) 23:59)

 Hanuman fights Monsters
YouTubeをうろうろしてたら、伝説のタイ版ウルトラマン『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』を発見。すげぇなYouTube。

ttp://www.youtube.com/?v=XQxS8mP9y2U
タイ版ということで、『ラーマーヤナ』の猿神ハヌマーンが友情出演、というか主演。
下記リンク先では他のオイシイところばかり見れます。
『プルガサリ』に悶絶できた人には絶対楽しんでもらえるはず。
ttp://www.youtube.com/results?search=Hanuman+chaiyo&search_type=search_videos

メシ食って朝寝る。
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(2006/02/09(木) 23:59)

 女はとうに捨てました
試験がひとまず山を越えた。

ここ数日観たもの。

ロバート・Z・レナード『巨星ジーグフェルド』

伝説のプロデューサーを扱った作品、なんだけどストーリーは今のハリウッドにもありそうなもの(なのは凄いことかもしれないが)。それよりも大掛かりなレビュー部が素晴らしい。特に"A Pretty Girl is like a Melody"での大階段がとんでもない。上の写真がそうだが、さらに下があってサイケな衣装の集団がうようよおります。現代のド派手なCGに勝るとも劣らない迫力を楽しめる。

ロイド・ベーコン『フットライト・パレード』

先日観たケン・ラッセル『ボーイフレンド』の万華鏡のようなレビュー部は、本作の振付を担当したバスビー・バークレイへのオマージュらしいよ、というのを聞いて観賞。
これもプロデューサーの話なのだが、恋愛・興行・陰謀といった話が早いテンポで進行して、主人公がワーカホリック気味なのもあってとても牽引力がある。そして件のレビュー部も素晴らしい。ラストに並ぶ三つの寸劇は、こんなんどこの劇場でできますのん、と思わず突っ込みを入れたくなるようなはちゃめちゃさ。特に真ん中の一篇は、滝やらプールやら人間噴水やら、ときに艶めかしくときに幾何学的なダンサー達の動きが俯瞰で撮られていて、思わず鳥肌が立った。

藤田敏八『修羅雪姫』

タランティーノ『キル・ビル』がオマージュを捧げてるらしいよ、というのを聞いて観賞。
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(2006/02/08(水) 23:59)

 奉賀
秋篠宮妃懐妊。

卑近な話題になってしまいますが、昨今の皇室典範改正による女系天皇容認への流れを見て、あまりもの拙速さには眉をひそめておりました。日頃じゃんじゃか街宣している「憂国の士」の皆さんは何故小泉を誅さないのかとまで苛立っていたのですが、これでひとまずは安心して良いのでしょう。

そんな些事はともかく、めでたいことです。
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(2006/02/07(火) 18:21)

 無限へのパスポート
気晴らしにmixiのコミュニティをうろうろ。
入った頃は所属コミュニティが3桁もある人がいるのに驚いていたけど、このままいくと普通に100、200はいってしまいそう。どんなにマイナーと思ってたものでも、たいていはコミュニティが存在して、熱い語り合いが行われているのを見ると感動しますな。「ヴォルク・ハン」コミュに「ジョン・マーティン」コミュ、果ては「ブルトン」コミュまであるんですよ、奥さん!!
ウルトラマンと対戦中
(シュールレアリズムの祖、アンドレ・ブルトンの名を頂いた、日本特撮史上最もシュールな御姿を持つ(と勝手に思い込んでいる)怪獣、ブルトン。まわりが『エヴァンゲリオン』一色に染まった時に、使徒とかいう『怪獣』を一通り見てみたが、やっぱりブルトン最強だと思ふ。)

K瀧が吉田神社の節分祭を見に来たが、雪のため断念。

そうですか、節分でしたか。
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(2006/02/03(金) 23:59)

 ひがささすひとつくるひと
マキノ正博『鴛鴦歌合戦』

「ぼーくはオシャレなとのさまぁ〜」
日本最初のオペレッタ映画(店長曰く「ミュージカルちゃいますよ」)。
おお、なんだこのぬるさ。
軽く見せてやろうとかいうのでなく、ただノリで作っちゃいました的な。
マイク水野『シベリア超特急』以来の脱力感(悪い意味でなく)。


今年のPRIDE GPにUFCは誰か送り込んでくるんだろうかと、ふと思いついて、UFCの現へヴィー級王者、アンドレイ・アルロフスキーの試合をいろいろ観てみた

あれ、微妙?

Paul Buentelloへのカウンターは見事だったけど、他の試合を観る限りでは、圧倒するものが感じられない。PRIDEだったらハリトーノフとかヒョードル弟と同じくらいかちょっと下のレベルかも。ハリトーノフとの試合を逃げてるというのをどこかで聞いたけど…
こんな意地悪な動画作られてもしゃあないか。
PRIDEに送り込んでくれるなら、リコとかシルビアの方が嬉しいな。
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(2006/02/02(木) 23:59)

 どっこいオイラは生きている
7時就寝13時起床とかやってたせいで、時間の感覚がめちゃくちゃ。
とりあえず、ここ数日ひきこもってた中で、観たもの聴いたもの読んだもの。

マーク・サンドリッチ『艦隊を追って』

『トップハット』などは、ダンスが無ければ、箸にも棒にもひっかからないような筋だったりするのだが、今作はちょっと練られている。でも当方そんなことを求めてはいないので、はよ踊れよ、と言いたくなることこの上なし。ロジャースとのデュオのが見せ場のはずなのだけれど、二人のときはアステアが微妙に手加減しているように見えて、水兵をバックにソロで踊りまくるところが一番良かった。

R・ワイズ&ジェローム・ロビンス『ウェストサイド物語』

アメリカナイズされた『ロミオとジュリエット』(悪い意味でなく)。モダンな振り付け、屋外での撮影、カットの絶妙な切り替わりが相まってとても新鮮。でも一番の功労者はバーンスタインの音楽なんだろう。冒頭の俯瞰の連続、そして落書きエンドロールも出色。


Sergei Babayan(Pf)/Scarlattiソナタ集

かつてデビュー盤で聴いたヴァイン『ピアノソナタ第1番』が、技が冴えに冴えて素晴らしかったので購入。予想通り粒の揃ったタッチが気持ちいい。でも、ピアノからあらゆる響きを引き出した、プレトニョフの万華鏡のような超名演に較べると、流石に分が悪いかな。

Pietro De Maria(Pf)/『presenting Pietro De Maria』

かつてはショパンの練習曲、プロコフィエフ『ピアノソナタ第7番"戦争ソナタ"』、シューベルト『さすらい人幻想曲』など、マウリツィオ・ポリーニの演奏がベストと思っていた曲がたくさんあったが、ショパンはロルティとソコロフに、プロコフィエフはソコロフにその座を明け渡していった。そして今回は『さすらい人幻想曲』で、さようならポリーニ。例によってkyushima氏のblog”Piano e fortre”で褒められてるのを見て発注したのだが、期待を裏切らない素晴らしい演奏で惚れ惚れした。盛り上げるところは大きく盛り上げ、歌うところは美しく歌い、音色にも深みがあって、ライヴのために多少の瑕がある以外は文句の付けようの無い出来。この後にポリーニ盤を聴くと硬直しているように感じるくらいの差を感じた。(とはいえバルトーク『ピアノ協奏曲第2番』、ブーレーズ『ピアノソナタ第2番』、ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第6番Op.61a』あたりは、まだポリーニを超える演奏を知らないんだけれど。)


早川いくを『またまた へんないきもの

『へんないきもの』第二弾。『とってもへんないきものたち』『へんなせっくすのいきもの』といった粗悪類似品が出ていたが、やはり本家には及ばない。前作よりも古風な言い回しと説教臭さが増加したきらいはあるが、やっぱりこのひねくれた文章はツボだ。とりあげられる生き物たちも前回に劣らず面白い。前作を読んで、もうネタ切れだろうと思っていたのに、まだまだこれだけでてくるのには驚いた。三分の一も知りませんでした。
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(2006/02/01(水) 23:59)

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